転職エージェントとは|利用方法や転職サイトとの違い

転職エージェントのイメージ

転職エージェントとは、転職を希望する方が利用する転職サポート支援の一つで、転職サイトとは違って転職者1人1人に担当がつき、面接や履歴書の書き方を教えてくれるアドバイザーのことです。

転職後のキャリアプランを一緒に考えてくれますし、応募先企業の相談や業界の知識を教えてくれるだけではなく、面接対策や給与交渉といった、個人ではなかなか行えない作業を代行してくれる、パートナーのような存在といっていいでしょう。

 

目次

転職エージェントのサポート内容や転職サイトとの違いは?

転職のサポート全般を行ってくれる便利なものではありますが、実際に転職エージェントを活用すると何をしてくれるのかはきになる部分だと思いますので、その辺りをちょっと掘り下げていきましょう。

転職エージェントのサポート内容

求人紹介 転職エージェントの一番の役割は、転職者に対して希望の企業を紹介することです。転職サイトには載っていない非公開求人を紹介できるのが転職エージェント最大の強みになるので、アプローチ数を増やせる、通常では応募できない企業に転職するチャンスがあると言うのは大きな魅力でしょう。
キャリア相談 そもそもなぜ転職をしたいのかとうことをヒヤリングしながら、あなたがこれからそういったキャリア形成をしていくのがベストなのかの相談に載ってくれます。場合によっては今の会社に残って頑張ると道も提示してくるでしょう。
履歴書・職務経歴書の添削 初めて転職する方によくあるのが履歴書や職務経歴書の受かる書き方を知らないと言う点です。面接をして内容を聞かれるとはいえ、誰が見てもあなたの経歴が伝わる、凄さを理解できるようにするにはちょっとしたコツが必要なので、そういったテクニックも教えてくれます。
面接対策 履歴書や職務経歴書と同様に、企業との面接前に対策をしてくれます。どういったことを聞かれるのか、答えにくい質問が来た時の返し方などがわかるでしょう。
面談日時の調整 忙しいあなたのために、転職エージェントの方が企業との面談日時の調整をしてくれます。
企業交渉 例えば給与がこのぐらい欲しいなどや、希望のポジションがあった場合に転職エージェント側が企業との交渉を行って、できるだけ希望の内容にそうような内容に話をしてくれるのも、転職エージェントを利用するメリットといえます。

転職エージェントの費用は完全無料

ちなみに、転職エージェントは完全無料で利用できます。これだけのサービスを受けて無料と言うのは若干胡散臭いと感じるかもしれませんが、転職エージェントは求人を出している企業サイドからお金をもらって運営をしています。

いくらもらっているかは、各転職エージェントで違いはありますが、概ね「転職者の前職の年収の30%〜40%」と言われています。

年収600万円だった場合:
600万円 × 30% = 180万円

転職成功で1人180万円の報酬。だからこそ転職者には無料でサポートしてくれるというわけです。

職安法32条の3第2項で手数料を取ることが禁止されている

(手数料)
第三十二条の三  第三十条第一項の許可を受けた者(以下「有料職業紹介事業者」という。)は、次に掲げる場合を除き、職業紹介に関し、いかなる名義でも、実費その他の手数料又は報酬を受けてはならない。

○2  有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。ただし、手数料を求職者から徴収することが当該求職者の利益のために必要であると認められるときとして厚生労働省令で定めるときは、同項各号に掲げる場合に限り、手数料を徴収することができる。
引用元:職業安定法第32条

つまり、そもそも転職エージェント会社の方は、企業からしかお金を取れないということになりますね。

転職エージェントと転職サイトの違い

転職サイトは自分で全ての転職活動を行わなければいけませんが、転職エージェントを利用する場合は上記のようなサポートを受けられるのが大きな違いといえます。

転職エージェント 転職サイト
手軽さ カウンセリングを行って一緒にキャリアプランを立てていく。 求人応募、面接時期を自分で決められる分、手軽さある。
求人数 キャリアプランをに合った求人を厳選してご紹介します。非公開求人も多数。 非公開求人以外はすべて応募が可能。
企業の情報量 求人サイトには載っていない企業文化なども知ることができる。 求人サイトで公開している情報のみ確認可能。
サポート体制 適性と希望を理解した上で最適な業界、職種、企業を一緒に考えてくれます。 転職のノウハウなどを読んで、自分ひとりで行う形になります。
交渉
面接設定
企業への応募から面接設定、入社の条件交渉などもキャリアコンサルタントがすべて行います。 応募や面接設定、給与交渉などすべてご自身で行います。
入社成功率 職務経歴書の書き方から面接対策、採用担当者が見ているポイントなどをアドバイスしてくれるため、内定率が格段に上がります。 求人サイトや他の情報源から学んだことを活かして面接に挑みます。頑張り次第でしっかりと入社を勝ち取ることができます。

転職エージェントを利用するメリットとデメリット

次に、転職エージェントを利用する場合のメリットとデメリットについて考えていきましょう。

メリット デメリット
  1. 転職活動のサポートを無料で受けられる
  2. 自分のキャリアを見つめ直すことが可能
  3. 非公開求人を探してきてくれる
  4. 面接では伝えきれない魅力を人事に伝えてもらえる
  5. 面倒な手続きを代行してもらえる
  1. 営業トークで誤った転職をしてしまう可能性もある
  2. 転職市場が低い業界の場合はサービスを受ける利点が少ない
  3. 電話や面談が入るため転職に時間がかかる
  4. 学歴や経歴を基にしているため機械的な転職になるケースもある
  5. 3か月以内などサポート期間が限られるエージェントもある

なにがメリットになって、何がデメリットになるかは利用者次第ではありますが、メリットとデメリットを比較して見て、自分にあっていると感じる方を選択していくことが大事ですね。

5つのタイプ別!転職エージェントを利用すべき人の特徴

色々なメリット・デメリットがある中で、どんな方が転職エージェントの利用に向いているのかどうかを考えてみました。

今後の転職業界や職種に悩んでいる方

例えば、初めて転職活動をするであろう20代の方は良いと思います。退職したい理由は明らかになっていたとしても、次に転職したい業界や仕事については漠然としている場合も多いでしょう。

実際、25歳〜27歳が最も多い転職年齢と言われていますが、新卒から計算しても約4年、5年程度のまだまだ若い方です。色々なことに挑戦したいと言う気持ちも大きいかと思いますが、その年齢になればある程度のスペシャリストになる必要がありますから、下手に転職するとキャリアダウンになってしまう可能性もゼロではありません。

例:営業の場合のキャリアアップイメージ

営業のキャリアアップイメージ

営業の場合のキャリアアップイメージ

転職エージェントは転職の成功事例や失敗事例も多く見てきた方々ですので、ある程度の未来を相談できると言う点ではおすすめです。

未経験業界や職種にチャレンジしたい人

基本的に転職活動は孤独な戦いのうえ、情報収集がモノを言うといっても過言ではありません。未経験の業界ともなれば詳しい内情を知らない方がほとんどです。

業界毎の強みを持つ転職エージェントからすると「その会社に行くんだ・・」というケースもよくあるようで、業界へのイメージだけで決めてしまうと、実際に入社した時のギャップが大きく、すぐに転職を勧化始めることになりかねません。

業界特化型の転職エージェントを活用することで、業界の人しか知らないような構造や将来性、具体的な仕事内容の情報を提供してくれますから、実際の「カンジ」を掴んでおくことで内定率も上がりますし、入社後の定着・活躍にも繋がるでしょう。

仕事のやりがい
やりたい仕事ができている 33.1% 誰かの役に立っている実感がある 29.1%
お客様から感謝されている 20.5% もともと働くことが好き 18.6%
自分が成長している実感がある 18.1% 社会に貢献している実感がある 15.6%
上司から頼りにされている 15.6% 同僚・部下から頼りにされている 14.2%
よい評価を得ている 13.2% 会社に貢献している実感がある 12.1%
納得のいく収入が得られている 11.7% 業務目標を達成できている 10.1%
家族から感謝されている 9.1% 望んだ役職に就けている 6%
その他 6.7%

参考:第 3 回「ビジネスパーソン 1000 人調査」働き方に関する意識|女性が描く活躍イメージは「子育てしながら管理職・専門職で働く

仕事における満足度は同じ環境でも人によって妥当な期待値を持っている場合もあれば、好きな仕事をしているだけ満足できる方もいるので、次の仕事の期待値を調整する役として、転職エージェントを使うのは良いと思います。

転職エージェントで未経験職種への転職は難しい?

このような疑問は案外多くの方が思うらしく、yahoo!知恵袋にも同じ質問が投稿されていたのでご紹介します。

転職を検討している男26歳、営業3年目なのですが営業から離れたいという思いだけで事務職にチャレンジしてみたいという思いがあります。
昔からやってみたいし、自分には向いているのではないかと思っていたのですが、実際やってみるまで合うか合わないかわからないし、チャレンジするなら20代のうちにやって合ってればそのまま、合ってなければ再度軌道修正しようという考えです。

ただ、仕事が朝早くから夜遅くまでのため転職活動がおもったようにできず、転職エージェントに登録して相談したのですが「〇〇さんの経験上、やはり営業でなんだかんだやってこられているのですから、営業で他業種でチャレンジするのが良いかと思われます。未経験で事務職だと年収も大幅ダウンして正社員でもない雇用になることもあります」
といわれて、さすがに今の年収から半分近くまでダウンするのは抵抗があり、「少し考えます」と話して終わりにしました。
引用元:Yahoo!知恵袋

これに対して、ベストアンサーとして選ばれていた方の意見で、『未経験職種への転職に関する言及』をまとめると『異業種転職は26歳という年齢ならあり』『職種を変えるというより今の経験を活かしたキャリアへの転職が基本』という結論でした。

転職サイトでもエージェントでも転職は簡単なものではない

個人的な意見とはなりますが、転職をすること自体は簡単なものではありません。それは転職サイトだから難しい、転職エージェントを利用してるから簡単というものではないでしょう。とくに企業からしてみたら中途採用者は事前知識のある経験者を欲しがりますし、一から教育するコストを考えたら、同じ年齢の求職者がいたら確実に経験者を採用します。

ですので、そういった意味では『難しい』ですね。

転職しないと出来ないことなら転職するしかない

転職自体は難しいとしても、やりたいことなどがあったり、今の職場環境を変えたりしたいのであれば転職するしかありません。やりたいことがあって転職する方だけではないとは思いますが、よい転職をするのであれば、しっかりと準備することが大事になります。

未経験職種への転職にエージェントを利用するメリット

未経験と言っても、IT業界や不動産業界、製造・食品・アパレル・証券・保険などたくさんの業界があり、どのエージェントを利用するかによって希望する企業への転職のしやすさというのに違いがあります。ですがまずは、転職エージェントを利用する共通のメリットからご紹介します。

希望業界の深い知識や会社情報が得られる

同職種への転職であればなんとなく知っているかと思いますが、全くの未経験職種を選ぶのであれば、業界への「理解」は非常に重要な知識になります。そのため、転職エージェントを利用する第1のメリットは、業界知識が得られる事と言ってよいでしょう。

転職業界のエージェントは、多くの場合その業界出身で、キャリアコンサルタント資格を保有しているが多くいます。エージェントに「業界知識+キャリアコンサルタントとして得た知識」を聞く事で、知識不足を補うことが出来ますね。

業界知識を得ておく必要性とは?
  • そんなこと知っておいて何に役立つのか?
  • あとから知れば良いんじゃないの?

そう思われるかもしれませんが…例えばあなたが企業の面接官で、転職希望者との面談をした場合、未経験とはいえその業界に対してどの程度の知識を持っているのかは気になりませんか?お察しの通り、まともな面接官であれば『求職者の業界に対するモチベーション』を探ります。

憧れや何となくで応募しているのか、仕事の大変さは難しさなどをある程度理解したうえで応募しているのかでは雲泥の差があります。自分と企業とのミスマッチを防ぐ意味でも、業界知識は必ずと言ってほど必要な知識であると断言できます。

推薦状や紹介文を書いてもらえる

どんな業種・職種に行こうとしても、先方企業は「未経験」では採用しようという意思は低くなります。たとえどんなスキルを持っていたとしてもです。その点、転職エージェントは転職を成功させるプロですので「なぜ未経験職種を目指すのか?」「自分の経験やスキルをどう未経験職種に活かすのか」を一緒に、じっくりと考えた上で先方企業に伝えてもらえます。

転職エージェントから企業への推薦文を書いてもらえば、未経験の場合は特に企業から信頼してもらえる可能性が高まるでしょう。

書類選考が通過しやすくなる

自己PRの内容を整理してもらえるので、書類選考が通過しやすくなるという点もメリットのひとつです。面接に進むためにはまず書類選考を通過しないといけませんので、履歴書や職務経歴書の書き方は非常に重要となります。

未経験職種への転職ですから、経験者との差を書面上でいかに埋めるのか、これを考えるのは至難のワザと言っていいでしょう。転職サイトからの応募ですと、全て自分で考え、トライアンドエラーを繰り返しながら改善していく作業となります。

この点、転職のプロであるエージェントのアドバイスをもらえるのは、成功への大きな近道になるはずです。

面接に自信がない|客観的目線で対策をしたい人

面接など新卒の就活以来やっていないと思いますので、面接を成功させるプロであるエージェントに面接対策をしてもらいことには大きな意味があります。とくに営業職の転職を考えている方は自分が思っている以上に厳しい面接になると考えておいていいでしょう。

事前に面接官・採用側の目線で、よく質問されるポイントなどを確認できれば、より内定率をあげることもできるでしょう。

書類選考の通過率をできるだけ高めたい人

主に学歴に自身がない方や、書類で何を書けば良いか定まっていない方などに有効です。書類の通過にもいくつかポイントがあって、書類選考が突破できないと転職活動も始まりません。転職サービス大手の「DODA」のデータでも下記のような記載がありました。

『13.1社に応募した人は、3.2社の一次面接を受け、次のステップに進めた0.8社の中から内定を得ている』ということになります。つまり単純計算、1社以上の内定を得るためには17社への求人応募が必要であり、こう考えると、13.1社という平均応募社数でも、十分な数ではないということが分かります。
引用元:“書類通過率と一次面接通過率” のリアル

  1. 書類通過率:24.3%
  2. 一次面接通過率:25.2%

単純に考えても10人に2人しか通過しないというかなりシビアな状況ですので、書類審査対策がどれだけ重要なことなのかがおわかりいただけると思います。

なぜ書類通過率がこんなにも低いのか?

  1. 1つ目はどこでもいいから受かればいいと考えている
  2. 2つ目は応募が多すぎて細かく見れないから

上は今までの経歴やスキルでは受からないであろう求人を受けてしまったパターンでわかりやすく、落ち続けるのは当然でしょう。

2つ目はそもそも大手や人気の高い企業であった場合、求人が出てば応募したい人はいくらでもいますので、多くのエントリーを一斉に処理しがちです。時間のないなか他の候補者と比較すれば、単純に学歴や書類上でも結果の目立つ人しか通過しない状況が起こるのも納得ですよね?

もちろん、直接会えば人柄なども評価され、内定に至る可能性も高いとは思いますが、可能性が高いという段階に持っていくためにも、転職エージェントの利用が役にたつかもしれません。

ブラック企業に引っかかりたくない人

転職をしたい方の中には、今の職場がブラック企業だからという方もいるでしょう。その場合、ブラック企業だから転職したのに、転職先もブラック企業なら元も子もありません。

転職エージェントを利用する企業は、エージェントに会社の内情なども把握されていますから、あなたが応募する時に「あなたにとって何がブラックなのか」をエージェントが把握して、事前にそういった企業へいくことをストップしてくれます。

転職エージェントの選び方で覚えておくべき大切なコト

次に、転職エージェント選びで大切なポイントを5つご紹介していきます。

非公開求人の数|紹介できる求人案件をどれだけもっているか

転職エージェントが転職サイトと違う大きな点は、非公開求人があることです。企業側にとって、競合他社に対して重要なポジションの採用をやっていることが知られるのは、それだけでリスクになる可能性もあります。

つまり、重要なポジションの求人を出したいときには非公開求人が利用されルるケースが多いのです。そのため、転職エージェントを選ぶなら、非公開求人がどのくらいあるのかで選ぶようにしましょう。

専門性|転職先の業界・業種に詳しいこと

転職エージェント選びでもっとも大切なことは、利用するエージェントの専門性が高いことです。専門性を図る要素はいくつかありますが、ひとつポイントとなるのはアドバイザーの経験値と、転職したい業界や職種に精通しているかどうかいえます。

転職エージェントは転職サイトと違って、アドバイザーとなる担当者から希望の転職先を見つけてもらうものですので、自分よりはるかに業界について詳しいはずです。つまり、業界や職種についてよく知らないのに見当違いな求人を紹介されてしまうと、いつまでたっても内定に至らないといったことが考えられます。

このように、アドバイザーの力量によって今後のキャリアが左右さるかもしれないことを考えると、専門性の高いエージェントが多くいるであろうサービスを選ぶのがもっとも重要なポイントの1つだといえますね。

サービスの充実度|どこまで親身になって接してくれるか

転職エージェントに求めるサービス内容は人によって違うとは思いますが、例えば・・・

  • 履歴書の添削時に細かく見てくれる
  • 職務経歴書の良い書き方を教えてくれる
  • 業界知識について質問したらなんでも返してくれる
  • 転職の最適な時期を調整してくれる
  • こまめに連絡をくれる
  • 求人紹介数が多い など

また、入社後のトラブルや、その後のアフターフォローの体制が整っているかも大事な要素になるでしょう。

豆知識|企業ごとに違う就職に対する重み
例えば就職や転職系の最大手企業には「リクナビ」や「マイナビ」「エンジャパン」といった名前が上がりますが、実は両者は採用に対する重みが若干違います。例えばリクルートエージェントなどを運営する「リクルート」は、「採用に至るまでにあらゆる力を尽くす」という風習があり、反対にマイナビエージェントの運営をしている株式会社マイナビ、「エン転職」などを運営するエン・ジャパン株式会社は、「採用された後の定着率」に重きを置いています。

何れにしても、求職者は無料でサービスを受けられるため、使い倒すぐらいの気持ちで利用して、もし担当者との温度感に差があれば、また違う転職エージェントを利用するというのも、考え方によってはありだとは思います。

エージェント名 重きを置いているコト
リクルートエージェント 採用率・書類選考通過
マイナビエージェント 採用後の定着率
エン エージェント 採用後の定着率
DODA 正社員雇用

相性の良さ|複数の転職エージェントに登録して確認するのが大事

自分にとってどの転職エージェントが良いかは最初から判断できるものではありませんので、まずは複数の転職エージェントに登録し、何人か実際に会ってみて話を聞いてみるのも有効ですね。何人か会ってみれば、自分は何を求めていて、相手がそれに応えてくれるのかどうかの判断基準がわかってくると思います。

先ほど専門性が重要とは言いましたが、特定の業界特化型エージェントを利用と、総合型のエージェントにも、2、3登録しておくことで、それぞれに違った特徴が見えてきて面白いかと思います。

合わなければエージェントを変えるのもアリ

一度は良いと思って相談していても、やっぱり向いていないと思うこともあるでしょう。その場合は、転職エージェントを変更する判断もできますし、変更したからといって、採用のマイナス要素になるということもありませんので、最も相性がいいと思われる転職エージェントにであうまで続けることもできますし、エージェントサービス自体が違うと思えば、やめてしまっても問題はありません。

ただ、担当者のいうことが気に入らないといったなどで変更・辞めるということは、一旦待って頂きたいところではあります。彼らも求職者のためを思って言っている部分はきっと多いはずなので、感情だけで決めるのは、一度落ち着いてから考えましょう。

 

転職エージェントの利用の流れ|応募から相談して転職するまで

転職エージェントを利用するには、まず転職エージェントに登録をして、エージェントの方と面談をすることからはじまります。

1:転職エージェントに登録

まずはここの転職エージェントサイトの登録フォームから、プロフィールや学歴、前職の職歴などを入力して申し込みをしましょう。全てが必須項目ではありませんが、できるだけ詳細な情報を入力しておくことで幅広い求人への応募がしやすくなります。

  • 具体的な塩ごとない内容
  • 前職の年収
  • マネジメント経験の有無 など

登録情報を入力すると、担当者からメールか電話での連絡が入り、まずはエージェントとの面談の日程を組むことになります。

転職エージェントに登録すると言っても、実は転職エージェントには様々な種類があり、「業界特化型転職エージェント」と「総合型転職エージェント」が存在します。例えば・・・

業界特化型転職エージェントの例

  • 美容業界特化型(美容師など)
  • 事務職特化型(一般事務、医療事務など)
  • 医療系転職特化型(医師、看護師、薬剤師など)
  • 外資系企業(海外向け、コンサツファーム、エグゼクティブなど)
  • アパレル系
  • 広告系(広告業界、イベント系など)
  • IT系(デザイナー、クリエイター、エンジニアなど)
  • 士業系(会計士、弁護士、税理士など)

業界特化型はすでに手に職がある方向けと言っていいでしょう。傾向としては中小企業の求人が多く、狭き門と言われている職人系の求人案件を多く扱っています。

総合型転職エージェントの例

こっちは業界特化型とは違い、総合的に求人を扱っている転職エージェントになります。例えば大手企業への求人が多かったり、初めての転職、第二新卒から管理職系の求人に興味がある場合に有効です。

 エージェント 主な特徴
DODA 国内最大手の転職エージェント。転職ノウハウも多く保有しており具体的なサポートが手厚い。どの層にも人気。とりあえず登録しておくなら「DODA」一択。
JACリクルートメント 転職サポートは手厚いが、転職市場価値が低いと判断されると時間がかかる。
マイナビエージェント 転職が初めての方や20代前半の男性、女性の利用がおすすめ。
リクルートエージェント 案件数が多い。DODAと同じく登録しておいて損はない。
パソナキャリア 女性向けの転職サポートが人気。担当者の評判も良い。
ハタラクティブ 現在フリーターの方や、正社員になりたい方におすすめ。

2:面談&カウンセリング

転職エージェント担当者との面接時間は約1時間程度です。最初に時間をかけてパーソナリティーや今までのキャリアと今後の将来のプランなどを話し合い、希望に添ったものをご紹介します。また、特定の業界・職種に精通しているプロの転職エージェントがあなたに最適なキャリアプランを一緒に考えていきます。

  1. スキルの棚卸
  2. アピールポイントの確認とブラッシュアップ
  3. そもそも転職するべきなのか
  4. 今、どんな企業に内定をもらえそうか
  5. 職務経歴書の内定を取りやすい書類の書き方
  6. 転職にあたっての給与の希望など

転職エージェントとの面談1|面談前に準備しておくこと

簡単に転職エージェントとの面談までに準備しておくべきことを振り返ってみましょう。面談までに準備しておくと良いものとしては・・・

  • 自分のスキル、経歴
  • 転職理由を論理的に
  • 志望業界(職種)とその理由
  • 転職してから成し遂げたいこと
  • 転職時期(在籍中の場合)
  • 履歴書、職務経歴書(下書きレベルでもOK)
  • 筆記用具 など

このようなものは最低限用意しておくことをおすすめします。直前では焦っていいものが用意できないのでしっかり余裕をもって準備をしておきましょう。

履歴書・職務経歴書

転職エージェントとの面談は企業の面接ではないので手ぶらでもOK、という話もありますが、手ぶらでいってしまっては印象が悪くなることはあってもよくなることはないでしょう。そのため、最低限、履歴書と職務経歴書は持参しましょう。

転職エージェントから転職先を紹介してもらえるかどうかは、

  1. 転職の意志が明確ですぐにでも転職する気があるかどうか
  2. 紹介した後に内定をもらえそうかどうか

で決まります。転職エージェントも商売なので紹介して成約につながる確率が高い求職者から優先するのは当たり前ですよね。しっかりと転職の意志を表明できるよう準備しておきましょう。

自分のスキル、経歴

転職エージェントからすると、言葉は悪いですが、転職希望者は「商品」です。そのため、面談している目の前の転職者がどういうスペックなのかということはしっかりと見ています。

自分に何ができるのか、これまでどんなスキルを積んできたのかは事前に整理し、魅力的に話せる様準備しておくとよいでしょう。

志望業界と志望職種

どのような会社でどのような仕事がしたいかということはできるだけ具体的にイメージで来ている方が印象が良くなるだけでなく、より自分の希望に沿った仕事を紹介してもらえる可能性が高くなります。

ただ漠然と「商社で働きたい」ではなく「このくらいの規模の商社でこのような商品を扱っている商社が理想的。なぜなら自分はこれまでこういうスキルを身に付けているから・・・」というように話せることがベストです。

転職してから成し遂げたいこと

これは本来、会社の面接で話すべきことですが、転職エージェントに対しても話しておくと、エージェントが会社側にアピールする際、具体的に話すことができるので、より成功率が高まります。

「自分は転職したらこういう仕事をして、こういう結果を残したい」と話すことは自分の希望を伝えているのと同時に「この人材を採用したらこういうことをしてくれるのか」という採用メリットを伝えている事にもなります。

転職理由

転職には「前向きな転職」と「後ろ向きな転職」の2種類があります。前者は、今いる会社ではできないようなもっと難しい仕事がしてみたい、規模の大きいビジネスがしたい、などの積極的な理由での転職ですが、後者は、今の会社が厳しくてついていけないから、ノルマがきついから、などの消極的な理由からの転職です。

当然、転職エージェントからすれば後者の後ろ向きな転職希望者には求人を紹介したくないです。そのため、自分は前向きな転職をする、ということをしっかりアピールする必要がありますので転職する理由についても感情論ではなく、論理的に話せるように準備しておいてください。

筆記用具

基本的にその場で何かを書かされることはないかと思いますが、万が一書面に記入する場面になった際、筆記用具を持っておらずエージェントに借りるということになると印象がよくありません。
下記に、面談の際にあると便利なものをいくつかご紹介していきます。

A4ファイル

エージェントから当日その場で求人票をもらえるので、きちんとしまえるようファイルなどがあると便利です。エージェントから見ても、渡した求人票をきれいにファイルにしまっている方がいいイメージを持ってもらえます。

手帳

次回の面談についてや、希望業界のマーケット動向などメモしておいた方がいい内容を話す場合があります。現在はスマホがあるのでスマホに打ち込めばメモを紙に書く必要がなくなりつつありますが、エージェントによっては「携帯(スマホ)を触っている=遊んでいる」という印象を持ってしまう人もいるのでメモを取るときは極力手帳に書き込みましょう。

身だしなみ

服装そのものだけでなく、身だしなみのチェックも極めて重要です。人は誰でもルックスがいい人間に惹かれます。これには男も女もありません。ルックスが9割と考えてください。ただし、もちろんここでいうルックスはイケメン、美女とは関係ありません。「清潔感」があるかどうかです。

スーツがヨレていないか

スーツがよれよれになっていませんか?Yシャツはきちんとアイロンがけされていますか?ビジネスカジュアルの服装であってもシワシワの服はNGです。

清潔感があるか

第一印象がいいかどうかは清潔感を感じられるかどうかと考えていいでしょう。

男性の場合

髭がきれいに剃られていることはとても重要です。また、汗っかきな方はハンカチを持参してこまめに拭くようにしましょう。汗をだらだらかいている状態での面談は相手も気になってあなたの話に集中できません。

女性の場合

女性の場合は身だしなみにおける化粧の割合はとても高いでしょう。化粧も服装と同じように業界によって多少差はあるかと思います。金融や公務員の業界であれば地味な方がいいと思いますし、広告やIT系などであればある程度垢ぬけている方が印象がよくなります。ただしすべての業界に言えることですが派手な化粧はNGです。

特にアイメイクで濃い印象を作ってしまうので気を付けましょう。イメージとしては勝負の合コンの7割くらいの力の入れ方、と思っておくといいです。

またスカートのときに特にそうですが、ストッキングは着用した方が無難です。その際、伝染していないかのチェックも忘れないように。万が一道中で伝染してしまったときのために予備のストッキングは必ず用意しておきましょう。

転職エージェントとの面談2|初回面談の内容とその後の流れ

一概に下記のように進むとは言い切れませんが、まずは転職エージェントと面談を行った際の流れを説明していきます。

第1回目|当日に行う面談の流れ
初回は顔合わせと自己紹介

転職エージェントサイトから登録し、電話等で面談日時を確定したいという旨の連絡がきますので、所定の日にエージェントと簡単にあなたの略歴や自分の職務経歴など、自己紹介をすることになります。

転職活動の状況確認

次に、あなたの転職活動の状況、他社のエージェント登録の状況、求人エントリー数や選考状況などを確認されます。現在どういった状況にあり、何に困っているか、そして紹介する求人が被っていないか等を確認する作業だと思ってください。

あなたがどの企業にエントリーをしているかは隠す必要もありませんので、正直に伝えて問題ないでしょう。

現転職市場の相場観についての共有

多くの転職希望者は転職活動自体が初めての場合が多いと思いますので、現在希望する市場の相場や動向について、情報共有をされるケースが多いです。もし入りたい業界や職種に希望があれば、先に伝えておいてもらうのも有効です。

職務経歴・プロフィールの確認

職務経歴を時系列で確認されると思うので、事実ベースで具体的に伝えましょう。また、「選考状況」「他社選考状況」「転職エージェントの利用状況」もヒアリングをされ、質問を通じて下記4項目を見極めています。

  • 提供できる求人情報があるかどうか
  • 転職する意思が本気かどうかか
  • すぐに内定が取れる可能性があるか
  • 他社エージェントに流れてしまはないか など

転職エージェントにとって一番良い転職者=顧客となるのは「転職をしたい意思のある応募者」で、「内定先がすぐに決まる可能性がある応募者」であることですから、意欲を示しておくことで、他の応募者よりも優先してくれる可能性は高いでしょう。

希望の業界や志向性の確認

もしすでに希望する業界や職種が決まっていればそれを伝えましょう。業界等が決まっていなくても、希望やこだわりに条件があれば、細かい点も含め具体的に伝えておくことで、余計な職種の紹介をされることもありません。

今後の転職の進め方や連絡手段の確認

ひと通り質問を終え、あなたからの質疑も終えたら、転職エージェントから今後の流れの説明があるでしょう。大体は、履歴書や職務経歴書の確認や今後のスケジュール確認になるかと思います。

第2回目|提示の可能な求人を紹介

希望条件などを考慮した上で、あなたの希望する求人にマッチした企業を紹介されます。大手の転職エージェントになると100件以上の求人を一気に紹介されるケースもあります。

希望の要件を具体的に伝えられているか否かで絞り込みも変わるため、要望はできるだけ具体的に、かつ明確に伝える事をおすすめします。

第3回目以降|添削や面接対策のアドバイス
履歴書や職務経歴書の添削

履歴書や職務経歴書を事前に作成しておけば、その内容についての添削をしてくれる場合もあります。履歴書の書き方のポイントや修正点をフィードバックしてもらい、求人エントリー前に、何度か書き直しをしておくと良いでしょう。

重要なのは職務経歴書の方で、あなたがこれまで何をしてきて、何ができるのかを完結にまとまっていることが望ましいですね。

面接対策のアドバイス

転職エージェントとの面談は言ってしまえば確認の場ですが、実際の選考の場では面談で全てが決まると言っても過言ではありません。学生の頃のように、エントリーシートやSPI、学歴で判断される要素はほとんどありませんので、転職エージェントとの擬似的な面接の場を設けてもらうことは大きな意味があります。

転職エージェントとの面談3|転職活動を有利に運ぶ対策とは?

転職エージェントは全ての業界合わせると100社以上存在するといわれています。そのため、大きな声では言えませんが、時間に余裕がある方は転職エージェントを1社、「練習台」として挟むことをおすすめします。

そもそも、転職エージュエントとの面談を行っても、本番は企業との面談ですので、ある程度はリラックスして臨んでも良いかと思います。

基本事項はおろそかにしない

企業の面接ではないため、かなり甘い考えで登録に来られる方も多いのが現実ですが、社会人としての基本マナーは厳守です。10分遅刻、事前連絡なし、謝罪なし。スーツがヨレヨレ、ほこりが付いている、髪がボサボサ、身だしなみがNGなのはよくありません。

小さなことでマイナスの評価は積み重ねれば致命的です。

面談はできるだけ自然体で臨む

転職エージェントとの面談は企業の面接と違い、フランクな感じの進行になります。だからこそ、変に緊張や警戒をせず、正直に話をされるのが良いと思います。

ただし、言葉遣いや姿勢がいい加減なのはNGです。これから自分のことを売り込んでくれる相手との面談ですので、最低限守るべきマナーを守りながら、いち社会人として不快感を与えないように気をつけましょう。

セカンドオピニオンとして使う

自分に向いている業界や仕事内容について相談し、面接で話す自分のPRポイントの整理や、面接の練習、推薦文を書いてもらうことができるのかなどを、試しに1社行ってみるのも良いでしょう。

複数のエージェントに登録することが前提になりますが、会社が違えば対応も違いますので、上記ふまえて、1回面接を受けに行ってみて、上記全てを頼んでみる方が良いのか、本命のエージェントではこれはしない方が良いなど、ある程度の経験をしておくのも有効な手です。

本命のエージェントでは短期戦を心がける

ほぼ全ての転職エージェントでは、応募者の転職までの時期を非常に注視しています。フォローしている応募者の優先順位を決めている要因として、「初回登録日(エージェントに登録した日)が存在し、初回登録日から離れると、案件紹介の優先度が下がっていきます。

転職エージェントたちの間では、初回登録日が新しい人ほど早期成約が高いというデータがあるため、本命のエージェントでは初回登録からできるだけ早い段階で転職したい意思や、面談までの日時を決めてしまうのが良いでしょう。

  • すぐにでも転職したい意思がある
  • 複数エージェントに登録している
  • ただ実際に面談に来るのは御社が初めて

このように伝えておけば、転職エージェントもこの応募者は「すぐに転職する意思がある応募」だとわかりますので、他の応募者よりも優先して紹介してくれる可能性が高くなります。転職エージェントたちの最も大きなリスクは「他社にとられること」ですから、「あなたの案件を紹介してくれないと他にいく」ことを暗ににおわせるのがうまいやり方です。

転職エージェントとの面談準備プラスアルファ

ここまで面談準備に欠かせないことをまとめてきましたが、最後にプラスアルファで準備しておくとよいことを書かせていただきます。それは「転職エージェントとの信頼関係を構築するための準備」です。より自分の希望に合った仕事をよりスピーディーに紹介してもらうためには、転職エージェントとの信頼関係を築き上げるのが最も効果的です。では、どうすれば信頼関係が築けるのでしょう。それは転職エージェントとのコミュニケーションの量を増やすことです。

転職そのものへの疑問や不安、相談したいことを整理してまとめておき、それを面談の際に聞いてみてください。転職エージェントも、あなたがどんなことに不安を持っていて、どのような考えなのか、転職状況はどうなのかという全体像を把握できることによってサポートがさらに充実します。決して隠し事はせず、素直に疑問点などは聞いてみるといいでしょう。

転職エージェントとの面談4|面談で絶対に避けるべき6つの項目

転職エージェントのイメージ

転職エージェントとの面談は確認事項が大半ですが、そうは言っても気をぬいていると転職エージェントからの評価が下がり、良い案件を紹介してもらえませんので、注意が必要です。

とりあえず話を聞きに来たとは言わない方が良い

物見遊山で来られると一気に優先度が下がってしまいます。転職エージェントも仕事ですので、初回の面談後に応募者がいつ転職するかの「ヨミ」をつけて対応の優先度を決めます。これは営業と一緒で、すぐにお金にならない見込み客に時間を使うよりは、急いでやりたい方に時間を割くのは当然の流れですね。

もし半年や一年後を検討している場合は対応が後回しになりますし、無駄な紹介にならないよう、優良案件の紹介は後回しになりますので、もし転職の意思が固いなら、とりあえず来たとは言わないことをおすすめします。

経歴やスキルに嘘はつかない

登録情報は当然ですが、職歴やスキルに偽りがあると、最終的に損をするのは応募者自身です。もし虚偽の報告があった場合、リスキーな人材として紹介する案件を限るなどの判断が下されされます。

ネガティブな情報は正直に話しすぎない

嘘をつく必要はありませんが、退職理由が「つまらない」「職場の人間関係」などのネガティブな発言は控えた方が無難です。もし「すぐに辞めてしまう人材」として、転職エージェントから評価されると下記の2つのデメリットがあります。

今後の取引に悪影響が出る

2度とエージェントを利用できない など

自分の名刺は渡さない

初回の挨拶では自分の名刺は渡さないでおきましょう。絶対にしてはならないという程ではありませんが、名刺は会社から支給されたものであり、業務外で使うことは社会人のモラルが低いと判断される可能性もゼロではありません。

あまり気にする必要はないかもしれませんが、名刺の交換時は案外見られており、転職エージェントの社内ではよく話題に上がる内容ですので、控えましょう。ただし、先方から求められた場合は応じた方が良いかと思いますので、念のため、持ち歩くことを推奨します。

現職の批判は言わない

今の職場に納得のいかない事があって転職をするのは事実で、職場の悪い部分を言いたくなるのは間違いではありません。しかし、現職の不満をボロクソに言い放つのはNGです。

世の中に完璧な会社は存在せず、大なり小なり悪い部分もあります。誰もがうまく付き合いながら仕事をしていたり、不満も持ちながらでも頑張って仕事をしているのが世の中です。そこで不満ばかりを言う方は「後ろ向きの転職」と取られてしまい、「前向きな転職者」を採用したい企業へは、転職エージェントも推しにくくなってしまいます。

他社の転職エージェントを批判する

転職エージェントに登録へ行って、ダメな転職エージェントに当たる可能性もゼロではありません。ただ、他社の転職エージェントの批判は言わない方がいいです。どこの業界でも横の繋がりはありますし、同業者の悪口は聞いていて良いものではありません。

他社の転職エージェントの事を聞かれた際には、「○○の転職エージェントに行きましたが、自分は合わなかったみたいです。」程度のニュアンスで説明するのが良いかと思います。

転職エージェントとの面談5|よくある5つの不安と回答

そもそも転職エージェントとの面談を行う場合に、

  1. どの程度の時間がかかるのか?
  2. 面談場所はどこでも良いのか?
  3. 面談の回数はどのぐらい?
  4. やっぱりスーツで行った方が良いのか?
  5. 急に仕事が入った場合はどうすれば良いのか など

いくつかの不安や疑問があると思いますので、まずはその辺りの不安から解決していきましょう。

面談場所について

一般的には転職エージェントの方が勤めている会社の事務所になります。転職のアドバイスも行なっている関係上、エージェントの企業には「面談室」と呼ばれる部屋が多くあり、あなたのプライバシーを守りつつ、1対1での対面式で進めまられるような形になっています。

自宅やカフェでも面談は可能

もし現在仕事で忙しい場合、転職エージェントが自宅や近くのカフェで面談を行うこともできます。自宅まで来て欲しくない方もいると思いますので、そういった場合はカフェでやりたいことを伝えましょう。

もし遠方で直接会えない場合

大手企業が運営する転職エージェントの場合、全国に事務所があるのでその地方事務所で行うこともできます。例えば、Spring転職エージェントを運営する株式会社アデコは全国に約160カ所の拠点を構えているので、最寄りの拠点に連絡すれば何かしらの対応をしてくれるでしょう。

地域 拠点 住所
首都圏 人財紹介事業本部 〒101-0021 東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX 8F
HR&ファイナンス紹介部 〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-7-1 霞が関東急ビル8F
セールス&マーケティング第1紹介部 〒101-0021 東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX 8F
セールス&マーケティング第2紹介部 〒101-0021 東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX 8F
IT&エンジニアリング紹介部 〒101-0021 東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX 8F
中部エリア 西日本人財紹介部(名古屋) 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパークビジネスセンタービル19F
IT&エンジニアリング紹介部(名古屋) 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパークビジネスセンタービル19F
関西エリア 西日本人財紹介部(大阪) 〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪タワーA 14F
関西HR&ファイナンス課 同上
関西セールス&マーケティング課 同上
IT&エンジニアリング紹介部(大阪) 同上
北海道エリア 東日本事業本部 紹介支援課(札幌) 〒060-0005 北海道札幌市中央区北5条西2丁目5 JRタワーオフィスプラザさっぽろ11F
東北エリア 東日本事業本部 紹介支援課(仙台) 〒980-6120 宮城県仙台市青葉区中央1-3-1 アエルビル20F
北関東・信越エリア 東日本事業本部 紹介支援(つくば支社) 〒305-0032 茨城県つくば市竹園1-6-1 つくば三井ビルディング19F
北陸エリア 西日本事業本部 紹介支援 TEL 0120-552-815
中国・四国エリア(岡山) 西日本事業本部 紹介支援(岡山支社) 〒700-0907 岡山県岡山市北区下石井1-1-3 日本生命岡山第二ビル新館4F
中国・四国エリア(広島) 西日本事業本部 紹介支援(広島支社) 〒730-0051 広島県広島市中区大手町2-7-10 広島三井ビル13F
九州・山口エリア 西日本事業本部 紹介支援(福岡支社) 〒810-0001 福岡市中央区天神1-1-1 アクロス福岡4階

参考:転職エージェントサービス各拠点のご案内(地図)|Spring転職エージェント

また、スカイプ面談などに対応してくれる会社もありますから、遠方で時間が全然とれない方は、そういったサポートを利用するのもよいでしょう。

面談時間はどの程度かかるのか?

転職エージェントとの面談時間はや約30分〜1時間程度になります。あなたと何を話すのかにもよって多少時間は前後しますから、できれば2時間程度の余裕はもって臨んでいただくのが良いかと思います。

夜間や土日祝日も対応してくれる?

働くエージェントの方はほとんど個人事業主に近い働き方をしていますので、会社自体が土日祝が休みでも対応してくれるケースが多いと思います。

当日のキャンセルは大丈夫なのか?

当日のキャンセル自体も可能ではありますが、相手も忙しい時間の合間をぬって調節してくれていますので、できるだけキャンセルはしない方が良いのは確かです。キャンセル料などが発生することはありませんが、キャンセルが続くとその後の面談設定がしづらくなりますし、転職の斡旋がなかなかもらえないことになるケースも少なからずありますので、できるだけ避けた方が無難ですね。

面談は何回ぐらいするの?

サポートを受ける転職エージェントの会社やエージェント自身によっても多少変動しますが、概ね下記の目的で変わってくるでしょう。

  • 顔合わせ及び希望職種(業種などの確認):初回の1回
  • 転職先候補の開示:1回〜2回
  • 履歴書・職務経歴書の添削:2回〜3回
  • 採用面接対策の練習:1回〜2回

履歴書・職務経歴書の添削をメールで行うケースもありますが、リクルートエージェントの方はがっつり赤ペンで返却してくれる方も多いそうなので、添削の面談は場合によっては3回以上発生する可能性もあります

面談時の服装は私服でも良いのか?スーツの方が無難か?

結論からいうと、転職エージェントとの面談はどんな服装で行っても大丈夫です。仕事後や合間に行かれる方はスーツでもよいですし、仕事でも私服なら私服で構いません。

強いて言うなら、清潔感のある服装と、「この業界の会社で働くときはどういう服装がベストか」など、入社後に実際に自分が働いている姿をイメージしてそれに合った服装を選ぶとよいでしょう。

3:求人案内

それぞれの転職エージェントが保有している求人情報を案内してもらえます。転職エージェントからの紹介はほぼ非公開求人になりますので、自分では見つけられなかった出会いがあるでしょう。その際、転職する上での希望を重視し、最適な企業をご紹介していきます。

当然ですが、紹介された企業のすべてに応募する必要はなく、その企業に応募するかどうかも、じっくり考えることができます。

4:書類添削&面接対策

次に、実際に応募する予定の企業に合わせた面接対策や書類選考を通過しやすくするための準備を行います。面接でよく聞かれる質問にも事前対策を徹底しますし、模擬面接もやってくれます。面接後にはあなたが評価されるポイントなどを確認し、詳細のフィードバックを行います。

客観的に見た自分の強みを把握し、改善点も把握できますので、本番の面接につなげることができます。

5:応募&面接

提案された求人情報の中から、応募したい企業が決まったら転職エージェントがあなたを企業にご推薦します。

6:内定&退職交渉&入社

希望の会社の内定が出た際には入社日の調整や条件の最終確認、そして現職の円満退職のための交渉を転職エージェントが行います。

7:入社後のアフターフォロー

全ての転職エージェントがやっているわけではなさそうですが、転職者のあなたが新しい職場で活躍できるような入社後のアフターフォローサポートを行っているところもあります。もし入社後に不安があれば引き続き転職エージェントに相談できます。

初めて利用する人におすすめの転職エージェント

転職活動で転職エージェントと面談を受ける際の準備についてみてきましたがいかがでしたでしょうか。転職理由やスキル面などの内面的な部分についての準備と、当日の服装などの外面的な部分の準備を両方しっかり行っておけば、安心して面談に臨むことができるはずです。

転職エージェントとの信頼関係をしっかりと築けるよう、事前に準備できることはしっかりと準備し、当日の面談を迎えてください。

エージェント 主な特徴
DODA 国内最大手の転職エージェント。転職ノウハウも多く保有しており具体的なサポートが手厚い。どの層にも人気。とりあえず登録しておくなら「DODA」一択。
JACリクルートメント 転職サポートは手厚いが、転職市場価値が低いと判断されると時間がかかる。
マイナビエージェント 転職が初めての方や20代前半の男性、女性の利用がおすすめ。
リクルートエージェント 案件数が多い。DODAと同じく登録しておいて損はない。
パソナキャリア 女性向けの転職サポートが人気。担当者の評判も良い。

などがありますが、未経験職種への転職にエージェントを利用することで、どのようなメリットがあるかはわかりましたね。では、数ある転職エージェントの中でどのエージェントを選べば良いのでしょうか?

転職斡旋サービスを行う企業はいくつかありますが、その中でも未経験・第二新卒の転職に力をいれているエージェントを5つご紹介します。

ハタラクティブ|未経験職種への転職に特化したエージェント

ハタラクティブのメリット

  1. 未経験OK企業のみ1,500件以上
  2. 実際に足を運び精査した優良求人
  3. 求人票ではわからない仕事環境も把握

掲載求人数こそ少ないものの、未経験職種への転職に特化している点で、まず最初におすすめしたい転職エージェントです。そもそも転職エージェントってどんな感じなのか、体験するだけでもよいサービスだと思います。

対象年齢 20代前半に強み エリア 日本全国
得意業種 ほぼ全て 非公開求人数 1,500件以上
スタッフの質 転職後のサポート
サポート体制 総合評価

マイナビエージェント|企業への定着率に重き

ダントツでオススメするのが『マイナビエージェント』です。新卒の際によく名前を聞いていたであろう有名企業、株式会社マイナビの人材紹介サービスです。

マイナビエージェントの3つのメリット

  1. 関東エリアの求人を網羅。東京・神奈川・埼玉・千葉における優良企業の求人が豊富
  2. 20~30代に転職サポートに強く人事&採用担当との太いパイプがある
  3. 応募書類の準備から面接対策まで、親身な転職サポートを行う

 

なぜオススメなのかというと、『マイナビ』という会社の企業理念、運営方針に関係があります。

マイナビは求職者の定着率に注目している

例えば就職や転職系の最大手企業には「リクナビ」や「マイナビ」「エンジャパン」といった名前が上がりますが、株式会社マイナビは「求職者が採用された後の定着率」に重きを置いています。つまり、『企業に転職させる』だけではなく、その人が転職した後も長く働ける環境を提供しようという意識が一番強いと言えるのが、もっとも大きなおすすめポイントですね。

実際に、いくつか転職エージェントとの面談をした経験からも、それは強く感じました。

対象年齢 20代〜30代前半に強み エリア 日本全国
得意業種 ほぼ全て 非公開求人数 20,000件以上
スタッフの質 転職後のサポート
サポート体制 総合評価

リクルートエージェント|選択肢の多さと希望企業へのコミット

リクルートといえば、知らない人はいない有名な就職・転職業界のリーディングカンパニーですね。有名企業で誰もが知っているということは、求職者の多くはリクルートエージェントを利用しますし、それを知っている企業の求人数もその数だけ比例していきます。

つまり、転職先として選べる企業の数が多くなるという事ですね。

リクルートエージェントのメリット

  1. キャリアアドバイザーが最適なキャリアプランを構築
  2. 年収アップの交渉に強み
  3. 求人数No.1!企業選びの選択肢が多い
  4. 転職の成功率8割以上。最短での転職が目指せる

転職へのコミット力は随一

求職者を『企業に就職させる』ことに関しては他のエージェントにはない力があると感じました。実際にリクルートのエージェントと話した時も、担当者手動で進めてくれる部分も多いので、忙しくてなかなか時間が取れなかった時もスケジュール調整などをやってくれたのは魅力でした。

また、転職の成功率は8割を超えているそうなので、リクルートエージェントに登録しておけば間違いなく転職はできるでしょう。

対象年齢 20代以上 エリア 日本全国
得意業種 ほぼ全て 非公開求人数 200,000件以上
スタッフの質 転職後のサポート
サポート体制 総合評価

第二新卒エージェントneo|未経験職種への転職・就職のやり直しに!

株式会社ネオキャリアが運営する、『既卒・フリーター・第二新卒・20代などの若手向け』転職エージェントです。就職アドバイザーによる個別の就職相談や履歴書・職務経歴書の添削、正社員での就職や転職したい方を内定までサポートする点は、他の転職エージェントとほぼ同じです。

メリット

  1. 1人あたり平均10時間の手厚いサポート
  2. 企業担当による面談対策を実施している

20代・第二新卒に特化している数少ないエージェントの一つ

社会人経験がない。自分に向いている職業がわからない。そんな悩みを持つ方におすすめなのが第二新卒エージェントneoです。1度目の就職を失敗しても次で成功させようという意志を持った方ならぜひおすすめ!

対象年齢 20代前半 エリア 日本全国
得意業種 ほぼ全て 非公開求人数 5,000件以上
スタッフの質 転職後のサポート
サポート体制 総合評価

まとめ

転職を考えた際、自分がこれまで積み上げてきたキャリアを活かせる業種へ転職するのが一般的ですが、人によっては全くの未経験職種、業界へ転職したいと考えるケースもあります。その時、未経験職種へ転職する際、転職サイトを使うのか、転職エージェントを使うのかという選択肢が出てくるでしょう。

転職は一筋縄では行かない部分も多いですが、一歩を踏み出さなければ転職は出来ませんので、今回ご紹介したエージェントなどを参考に、よい転職活動をしていただければと思います。

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